えっ?年越しそばって、年をまたいで食べるんじゃなの?(^^;)
メリークリスマス!
ということは1週間後はもう2017年!
年末は大掃除だったり、来年に向けてやり残したことをやっているうちに終わってしまいますね。
私は大抵大晦日まで掃除が終わらず、、、 (><)
そんな大晦日に必ず食べている「年越しそば」。
普段そばを食べていない人もそば屋さんにどっと押し寄せ、大混雑なんて風景も目にしますね。
「年越しそば」っていつぐらいの時代から食べられてたんだろう?
ちょっと気になったので調べてみました。
※写真はイメージです
1814年の大坂繁花風土記の記載として、「十二月三十一日 晦日そばとて、皆々そば切をくろふ。当月節分、年越蕎麦とて食す。」などでてきますし、また、年越し蕎麦に関する記録は江戸中期ごろまで遡ることができるようで、当時の江戸では脚気(江戸患いとも言うようです!)が流行していて、「そばを食べている人は脚気にならない」という説が広がり、蕎麦の流行を後押しして風習として定着したようです。
参考/ウィキペディア(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/年越し蕎麦)
また「年越しそば」の由来としては、蕎麦は細く長いことから延命・長寿を願ったものであるとする説や、蕎麦は風雨に叩かれてもその後の晴天で日光を浴びると元気になる事から健康の縁起を担ぐ説、蕎麦が切れやすいことから、一年間の苦労や借金を切り捨て翌年に持ち越さないよう願ったという説などなど、とにかく縁起かつぎと言えますね!
また、その呼び名も地方によってすごい色々あるんですね。
「年越しそば」としか私は知りませんでしたが、地方によっては晦日蕎麦、大年そば、つごもり蕎麦、運蕎麦、大晦日蕎麦、年取り蕎麦、年切り蕎麦、縁切り蕎麦、寿命蕎麦、福蕎麦、思案蕎麦など、色々ですね(^^)
そもそも、「年越し」とつくので私はなんとなく、年をまたいで食べるものなのかと思い、いつも、夕飯を普通に食べていよいよ24時を迎えるというタイミングで再度おそばを食べたりしていましたが、調べてみるとそれは間違いのようですね(^^;)
長野県の山形村にあります、そば処「木鶏」(もっけい)のご主人の塙さんにご協力いただき、年越しそばのことなど少しインタビューしてみました。
Q.年越しそばを食べるタイミングがわかりません。年越しというだけに、0時をまたぐべきなのでしょうか?
A.食べるタイミングは年内であればいいと思います。色んな縁起の言い伝えがありますが、細く長く達者で暮らせることを願うとか、蕎麦は切れやすいので、今年あった災などを断ち切るとも言われています。一年を振り返って頂きながら召し上がって下さい。
Q.年越しそばのおすすめの食べ方とかありますか?
A.大晦日は、色んなご馳走があります。飲んだ後にあっさりと食べるなら、やはりもりそばですね!温かいかけそばにしてもいいと思いますよ!
Q.うどん県と言われている地方などもやはり年越しそばを食べるんですかね?
A.詳しくは分かりませんが、四国からも蕎麦のご注文は頂いております。
Q.そばのうんちくを教えてください。
A.蕎麦は時期によって味の変化があります。新そばは、青々しい草原のような香りを楽しむ。逆に年が明けて2月くらいの蕎麦は、甘みが増して一番美味しいと思いますよ!これは、厳しい寒さにさらされることで、蕎麦の成分が変化すると言われています!
うーむ、やはり、災いを断ち切るということなら、年内に食べないとですね!また気になった、うどん県ではどうなのかということですが、私も調べてみると香川県などでもやはり「年越しそば」は「そば」の方が多いようなのですが、「年越しうどん」の方もそこそこおられるようですね!
木鶏のご主人が答えてくれたように、年越しそばで「もりそば」いいですね!そして2月くらいの蕎麦が甘みが増して一番美味しいとはいいこと聞きました!(^^)ウフフ
<取材協力>
そば処「木鶏」
住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7 TEL.0263-98-2099
昼の部:火~日11:30~14:30(L.O.14:00)
夜の部:木・金・土18:00~21:00(L.O.20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
http://ichigoichienococoro.com/
「人と人をつなぐそば屋」を目指す塙さん、長野県のおそば屋さんですが、福島県福島市に生まれ、21歳でそば打ちの世界に入り、23歳で単身長野県に来て、さらなる修業に努めてきたそうです。2011年3月11日の東日本大震災で、故郷のために炊き出しボランティアをされたりとても熱い方です!
そば処「木鶏」の年越し蕎麦の予約注文は残念ながら今年はもう終了のようですが、ぜひ、お邪魔してみたいですね!